ついにインストール! LaTeX 最新版2013年05月15日 22:27

dvips で eps に出力できるんだ...
昨日の方法では日本語の問題があったので、仕方なく、また他の方法を探す。
dvips を使うと eps に吐くことができるんだって。

実はひよぴよのパソコンにはかなり古いバージョンの LaTeX が入っている。
どうやら 2006年 7月にインストールしたもののようだ。
パソコンを買い替えたとき、HDD を丸ごとコピーしたから、そのまま残っていたのね。

それで早速、調べたとおり試したんだけど...

D:\Home\Hiyopiyo>dvips -E -Ppdf test.dvi -o test.eps
This is dvips(k) 5.95b Copyright 2005 Radical Eye Software (www.radicaleye.com)
' TeX output 2013.05.15:2049' -> test.eps
dvips: ! Bad VF file min10.vf: character code out of range

あれれれれ?
どうやら文中に日本語を使うとフォントの関係で失敗するようです。
またまた日本語でつまづくひよぴよ。
やっぱり最新版をインストールしてみるか。
いまどき (だいぶ前から?) は pdftex やら pdflatex やらといったものがあるようだし、新しくしたらきっと何か良いこともあるでしょう。


LaTeX 最新版をインストールしてみる
ようやく至った結論、思い切って最新版をインストールしよう。
決心のついたひよぴよ、W32TeX のサイト http://w32tex.org/index-ja.html からリンクをたどって、 Ring サーバなどの TeX/ptex-win32/current といったところから texinst2013.zip を取得。

いろいろやってみたいからフルインストールに、と思うと、載ってるほとんど全てのアーカイブが必要になる。
全部ダウンロード?
かなり沢山あるけど。
しかもブラウザのせいか拡張子 ".xz" が勝手に ".tar" に変更されるし。
とにかく、アーカイブをどんどん temp フォルダにダウンロードして、拡張子を元に戻し、"texinst2013 <ダウンロードしたフォルダ名>" と打ち込んでインストールを開始する。

待つこと数分。

...

できたかな?

[インストール前] pTeX 3.141592-p3.1.10 とある。

インストール前の pLaTeX


[インストール後] e-pTeX 3.1415926-p3.4-110825-2.6 になった。

インストール後の pLaTeX

新しくなっているみたい...ね。
ほっ。


TeX のインストーラなのね!? "TeX インストーラ3"
http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/abtexinst.html

インストールするパソコンは一台だけじゃない。
なのに何だかファイルが沢山あって、やっぱりなー、だからTeX って面倒なんだよなぁ...
と思っていたら、なんと "TeX インストーラ3" というものを作って公開して下さった方がいました。
インストーラをダウンロードして実行すれば、オプションの選択もできるし、選んだファイルのダウンロードもインストールもしてくれる。すばらしい...
そしてやってみると。
なんだぁ~。面倒でもないじゃん。
普通のウィンドウズのソフトのインストールみたいじゃん。
知らなかった...

ちなみにインストーラで扱っているのは、pLaTeX 含む W32TeX と dviout その他のツール、それから原稿作成用のツール TeXworks というのも入っている。
TeXworks はエディタにもなっているし、タイプセット用 (原稿から紙面を生成するコンパイルのようなこと) のボタンもついていて、原稿から一気に PDF まで変換できてしまう優れもの。


TeXworks 使ってみた
まず、文字コードはデフォルトが utf-8 になっている。
最近の Windows ではメモ帳でも utf-8 が使えるので tex ファイルの方が違う文字コードなら utf-8 に変換して使用するのが良さそうね。
ひよぴよも最初 sjis で作ったファイルがあったけど、これからは utf-8 にしよう~、と変換した。

試しに打ち込んだテキストは、

---
\documentclass[a4paper,12pt]{jarticle}
\begin{document}
これは \LaTeX のテストです。
やっぱり数式作ってみたいよね。

\begin{eqnarray} % ここから数式
ax^2+bx+c=0\\
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}
\end{eqnarray} % ここまで数式
とか。
\begin{eqnarray} % ここから数式
x = r\cos \theta\\
y = r \sin \theta
\end{eqnarray} % ここまで数式
とか。
他には何をしようかな。\\
日本語とEnglish ... Very Good !
\end{document}
---

タイプセットボタンを押すだけで、フォルダには PDF が作成され、画面にはそのプレビューが表示されます。

TeXworks で作成した PDF の例
おぉーー。これは便利。

まずはパワポに貼りたいんだけど2013年05月14日 21:45

昨日、LaTeX を使いたいなぁ、と書いた。
今日もまた LaTeX 話です。
仕事の関係で、急いでいるのですが、なかなか進みません...
何をしたいかって、まずは、パワポに TeX のキレイな数式を貼りたい。
できればアウトライン化したいんだよね。
良い方法は?と探していたところ、見つけたもの。


パワポに数式が貼れる "TeXclip v2.3"
http://maru.bonyari.jp/texclip/

数式を TeX で記述するとパワポに貼れるように変換してくれる Web サイト。
わざわざインストールしなくてもすぐに使えるなんてステキ!
さっそく試してみる。

打ち込んだ TeX は、

-------
ax^2+bx+c=0\\
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}
-------

ウェブ上に TeX を貼り付けると変換画像が表示されるし、EPS ファイルをダウンロードすることもできる。

TeXclipで生成した数式の例


ダウンロードしたファイルは Illustrator で開いてみるとちゃんとベクター画像。
文字は個別にアウトライン化済みだから、フォントがない~とかいう心配もなく。
パワポにも拡張メタファイルとして貼り付けることができる。
すご...


だけど日本語が使えないの?
...だけど、しばらくして気づいた。
もしかして数式の中に日本語があると使えない?
だとすると、Y = (ある定数) x f(x) みたいな、説明調の式には不向き。
ひよぴよの今回の目的には合わないかなあ。
~もし使えるようだったら誰か教えてください~

これってちょっとがっくしだけど、考えてみればベクター化されていて、イラレでもちゃんと開けるということは、 日本語部分だけ後から追加すれば良いってことかな。

やっぱり、パソコンに LaTeX インストールしようかな...

(また) LaTeX を始めたいな...2013年05月13日 21:54

LaTeX -- ラテフって読みます -- それは、パソコンでできる組版のためのソフトです。つまり、文字や図などを配置して印刷のための紙面を作ることができるのです。
うちにはワードがあるから十分ですって? LaTeXなら、もっと自由に、もっとこだわった紙面を作ることができるのです。
かつて (だいぶ前です...) 理系の学生だったひよぴよ ... 当時は普通に日常に使っていましたが、いつの間にか使わなくなり、今や文書といえばワード一辺倒。だって、簡単だし、楽だし。

LaTeX はじめてみようかな
でも、ほんのちょっと変わったことをできないが悩みの種。
LaTex を使えばキレイな文書も、数式の入ったテストの問題も作れる。
子供にオリジナル楽譜だって作ってやれる ... みたい。
出来上がった紙面はプリンタへの印刷だけでなく、PDF にもできるし。

分かってはいるんだけど、面倒でもある...

今回、仕事でほんのちょっとだけ数式が登場することになった。
ワードで作っていたのだけど、ふと美しい LaTeX の数式の記憶が蘇える。
少しだけ、また、はじめてみようかな...

というわけで、おうちの Windows で LaTeX を使うための環境を整えることにしました。

インストールしたいけど
ところで、いざ LaTeX をはじめようと思うと、TeX, LaTeX, pLaTeX, pTeX ??? ... 色々あって何が何だか良くわかんない。
いったい何をインストールすれば良いの!?
考えてみれば、その昔、毎日使っていた頃もその辺ほとんど理解せず、何となく使っていたっけ。

調べてみたところ、どうやらこういうことらしい。---
簡単にいうと、全ての大元は TeX で、かの有名な数学者であり計算機科学者であるドナルド・クヌース氏が作ったもの。
それでマクロのパッケージを付けると色々な拡張ができるようになっている。
実際作られたマクロパッケージとして一般的な文書記述のためなら LaTeX、参考文献リストの作成用なら BibTeX、楽譜用ならMusiXTeX などがある。

さらに、元々は英語圏のものだから、日本語の機能を追加したパッケージとして、pTeX ができたし、マクロパッケージ LaTeX を日本語に対応させた拡張セットが pLaTeX となっているようだ。
つまり、TeX を一般文書用に、かつ日本語対応にしたものが pLaTeX と位置づけられるのか。
そして、LaTeX の最新版が LaTeX2e, 日本語版は pLaTeX2e という名前なのね。

なるほど...
なかなかインストールにたどりつかないひよぴよでした。
続きはまた今度。